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海洋深層水のここが解らない

■海洋深層水とは?
(再生循環型資源について)

Q12:海洋深層水を取水する事で、自然環境に悪影響はありませんか?

A12:海洋深層水を取水し、陸上で利用したあとで再び海に戻します。取水量が多くなったとしても、問題は無さそうであることはA11に述べました。では、利用後に海に戻すときの放水の影響を考えてみましょう。海洋深層水に含まれる豊富な栄養塩と低温であることが、周辺環境に影響を及ぼすか否かを検討することが重要です。今までの事例では、海洋温度差発電技術の2例の実証試験において、多少の影響がみられました。すなわち、東京電力グループが1981年にナウル共和国で行った陸上設置型プラント(取水量:33,000m3/日)の放水域および同年に米国ハワイ州がハワイ島に整備した陸上設置型プラント(取水量:6,000m3/日)の放水域で、海藻の増殖促進が確認されました。しかし、我が国に建設された海洋深層水取水施設では、取水量が格段に少ないので、放水影響域で海藻の増殖促進は報告されておりません。もし、放水域で積極的に海藻を増やそうとすると、放水された海洋深層水が拡散しないように局所的な閉鎖環境を造成する必要があるでしょう。

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