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設立趣旨

設立趣旨
 近年、海洋深層水の清浄、富栄養、低水温等の資源性が注目され、国内外で循環型資源としての研究開発や利活用が進んでいる。
 わが国の海洋深層水取水施設は、既に北海道から沖縄県にわたる国内十余ヶ所に整備され、またその事業主体は県、市町村等の自治体や企業にも及んでいる。そして有償分水の拡大により、その利用者は市民団体や個人レベルまで浸透してきている。さらに、その利活用の分野も水産分野、農業分野、健康増進分野、商品分野等へと多様化、深化しながら市場経済も拡大しており、また起業、地域振興等への期待も高まっている。

  一方、現実的には科学的・技術的な情報の欠如や錯誤のなかでの事業展開や利活用が行われているのも実情である。
 また、ビジネス偏向、話題先行、そして地域レベルでの閉鎖的な事業展開等、懸念される課題も多い。特に、海洋深層水の利活用に関する的確な情報や交流が少ない市町村、小企業、市民団体や個人等にその傾向がみられる。
 現在、海洋深層水の利活用に関する情報提供や交流等の支援は、特定の県レベルや大手企業等が主体となって行われており、全国的な規模でこれらの支援活動を行う法的に認知された公的機関は存在しない。

 このような状況のなかで、海洋深層水資源の健全な利活用を展開するためには、全国的なネットワークの構築、的確な情報、人材育成、資源や環境に対する意識の向上等の支援環境の充実が重要となっており、また、その必要性を訴える要望も高まってきている。

 この背景を鑑み、その社会的要請に応えるべくNPO法人日本海洋深層水協会を設立するものである。

2004年4月
NPO法人 日本海洋深層水協会 設立発起人一同